2024年に公開された「ぼくが生きてる、ふたつの世界」にて、主演・吉沢亮さんの母親役を演じる忍足亜希子さん。
今大注目の作品ですが、こんな疑問はありませんか。
- デビュー作品は何?
- デビュー作品でのギャラはいくら?
- 過去にはどの映画作品に出ていた?
調査しましたので、詳しくご紹介してきますね。
忍足亜希子の映画デビュー作品はアイラブユー
忍足亜希子さんの映画デビュー作品は、1999年公開の「アイ・ラヴ・ユー」です。
この作品で、日本初のろう者の主演女優として、映画界に華々しくデビューしました。
映画「アイ・ラヴ・ユー」でデビュー
「アイ・ラヴ・ユー」は、ろう者と健聴者の間のコミュニケーションの課題をテーマにしており、家族の絆が描かれています。
この作品で忍足さんが演じたのは、聴覚障害を持つ母親という役柄です。
自身の実体験から生み出される演技に、観客からも大きな反響がありました。
忍足さんの演技はすばらしく、とても感動的だったという声が多く見られましたよ。
デビュー作でありながら、非常に難しい役柄を見事にこなしたと言われています。
「アイ・ラヴ・ユー」のオーディションを受けたきっかけ
忍足亜希子さんが「アイ・ラヴ・ユー」のオーディションを受けたのは、友人の勧めがきっかけでした。
ろう者と聴者の監督が共同で作品を創り上げるという話でした。
そして、その時の心情をこのように語っています。
ちょうどろう者のキャラクターが出演するドラマが日本で増えていた時期でした。嬉しい反面、なぜかみんな暗い性格なのが気になって。
わたしの周りにいるろう者の友達には、明るい人も面白い人もいる。なのになんでテレビのろう者は暗い人ばかりなんだろう?って思っていました。この作品なら、もっと自然な姿、リアルな生活が伝わる映画になるかもしれない。
テレビ収録の後に抱いた「手話を社会に広げたい」という小さな想いが、どんどん膨らんでいきました。「また依頼があったら…」と思っていたけれど、自分が関わりたい、という気持ちが強くなっていったんです。
引用元:soar
忍足さんがオーディションを受けたきっかけには、
- ろう者に対する世の中のイメージを変えたい
- リアルなろう者の生活を知ってもらいたい
- 手話をもっと知ってもらいたい
という背景があったからなんですね。
結果として見事に合格し、この作品でデビューを果たすことになります。
しかし実は、オーディションでの演技に納得がいかずに落ちてしまったと思っていたろだったようです。
そんな中での合格通知だったので、とてもびっくりしたそうですね。
初のろう者主演としての挑戦
実は、「アイ・ラヴ・ユー」は、日本で初めてろう者が主演を務めた映画です。
そのため、当時はとても注目を集めました。
そして、その難しい役どころを見事に演じきった忍足亜希子さん。
聴覚障害があっても、演技で自分の存在感を示すことができるということが証明され、ご本人が喜ばれただけでなく、多くの人が感動したといいます。
ろう者の立場からみた社会の課題を表現する映画は、これまであまり見られなかったため、忍足亜希子さんの挑戦はとても大きなものだったと言えるでしょう。
デビュー後の反響と評価
「アイ・ラヴ・ユー」の公開後、忍足さんの演技は非常に高く評価されました。
ろう者ならではの自然な演技で、役としてのリアリティが高かったことが、観客や批評家から称賛されました。
素晴らしいですね^^
そして、忍足亜希子さんの演技は日本のみならず、海外でも注目されたんです。
この作品をきっかけに、国際的にもろう者俳優としての認知が広まりました。
新人で主演のギャラはいくら?
新人で主演を務めた忍足亜希子さんのギャラは公に明示されていません。
しかし、日本の映画界、特に新人主演女優のギャラはその作品の予算や知名度に大きく依存するようです。
日本映画界での新人主演女優のギャラ相場
日本の映画業界では、新人女優のギャラは通常数十万円から始まり、映画の規模や制作予算に応じて異なります。
大作映画や有名監督が手掛ける作品では、ギャラが高くなる傾向がありますね。
しかし、新人の場合は経験や知名度がまだ少ないため、比較的控えめな金額であることが一般的です。
忍足亜希子のデビュー時のギャラは?
忍足亜希子さんの映画デビュー作品「アイ・ラヴ・ユー」では、具体的な金額は明らかにされていません。
しかし、「アイ・ラヴ・ユー」は社会的意義が高く、忍足亜希子さんにとっては大きなステップとなった作品です。
このような作品では、ギャラよりも経験や今後のキャリアに繋げることが重視されるでしょう。
ギャラの他に得られたもの
ギャラの金額だけでなく、映画出演を通して得た経験や人脈も大きな報酬の一部と言えます。
忍足さんは、この作品を通じて、多くの映画関係者との出会いがあったようです。
この関係性が出来たことは、以後のキャリアにおいても大きな財産となりました。
映画関係者と繋がりが出来ると、次のオファーもされやすくなりますよね。
映画出演によるその後のキャリアは
この「アイ・ラヴ・ユー」の成功をきっかけに、忍足さんは映画、ドラマ、舞台と幅広いジャンルで活躍を続けました。
また、彼女自身がろう者であるということが、他のろう者にも勇気を与えたようです。
それを受けて、忍足亜希子さんは手話を使ったイベントや教育活動にも積極的に取り組むようになりました。
忍足亜希子の映画代表作品4選
忍足亜希子さんが出演してきた映画作品において、代表的な作品を4つご紹介します。
代表作①「アイ・ラヴ・ユー」
1999年に公開されたこの映画は、これまでお伝えしてきた通り、忍足亜希子さんのデビュー作ですね。
日本初のろう者主演映画として大きな注目を浴びました。
家族愛をテーマに、ろう者と聴者の間のコミュニケーションの課題を描き、感動的な作品となっています。
代表作②「アイ・ラヴ・フレンズ」
2001年公開の「アイ・ラヴ・フレンズ」では、忍足さんは引き続きろう者の役を演じ、再び感動を呼びました。
忍足亜希子さんの演技はますます評価され、この作品でも彼女の実力が証明されました。
代表作③「旅の途中で – FARDA」
2002年公開の「旅の途中で – FARDA」は、異文化との出会いをテーマにした作品です。
ろう者と聴者の視点が描かれています。
忍足さんは、この作品で新たな挑戦をし、その多才さを示しました。
代表作④「黄泉がえり」
2003年公開の「黄泉がえり」は、超自然的な現象を描いた作品です。
忍足さんは、他の俳優さんたちとの共感を引き出す演技を見せてくれました。
この映画でも忍足亜希子さんの演技が高く評価されましたね。